トイレットペーパーホルダー

作成者: hagimoto
[`evernote` not found]

トイレットペーパーを引き出して切る。こんなあまりにも日常的で当たり前の動作にも、ユーザビリティの課題はあります。

高齢者や障害者も一般の人も区別なく、同じ製品を使い、同じ場所に行き、同じように生活できるようにする設計思想を「ユニバーサルデザイン」と言います。トイレは人間が生活していくうえで必須の設備なのでユニバーサル化が進んでおり、今では車椅子の方が使用できる公衆トイレは当たり前のものとなりました。

私がこのタイプのトイレットペーパーホルダーの存在を知ったのは、もう何年も前のことです。このホルダーの設計者がユニバーサルデザインを意識したのか、実は私は知りません。もしかしたらトイレットペーパーをムダに長く引き出すことを防止するためだったかもしれませんし、単にキレイに紙をカットすることが目的だったかもしれません。ただ、トイレ設備のユニバーサル化が進む中でこのホルダーを見たとき、片手で紙が切れることがユニバーサルデザインの趣旨に見事に合致していると思い感銘を受けました。

片手操作がそれほど大切なのか?という意見もあるかもしれません。もちろん普通の健常者が手ぶらでトイレに入った場合は両手が使えますが、荷物を持って入った場合、傘を持っていた場合、子どもと一緒だった場合など、両手が自由に使えないケースもあり得ます。そんなとき、このホルダーはとても助かるはずです。もちろん高齢者や障害者で手が不自由な方にも貢献できます。健常者、高齢者、障害者、誰にとっても役に立つ、まさにユニバーサルデザインだと思います。

タグ:
カテゴリー: