「デザインがかっこよすぎて80%が離脱」?

作成者: hagimoto
[`evernote` not found]

興味深い記事があったのでご紹介します。
若干ネガティブな捉え方で申し訳ないのですが、UIの評価を考えるうえでとてもいい事例なので、あえて取り上げさせていただきました。

『「デザインがかっこよすぎて80%が離脱」サイバーエージェントのお料理日記アプリ「ペコリ」がハマった意外な落とし穴。』

http://appmarketinglabo.net/pecolly/

80%が離脱した原因が「デザインがかっこよすぎた」からと結論づけた根拠は何でしょうね?ユーザーインタビューなどでユーザーがこういった表現をしたのでしょうか。
いずれにしろ、開発側として、本当にデザインがかっこよすぎたことが原因だと思っているなら、その分析力には問題があるような…。

このサイトに載っている、以前のデザインと現在のデザインを見る限り、以前のものは明らかに情報不足で、何のためのアプリかもユーザーがどんな操作をすればいいのかもよくわかりません。
何だかわからない、どう使えばいいのかわからないアプリを使い続けたいと思うユーザーは普通はいませんから、当然離脱率は高くなるでしょう。

つまり、この事例を分析するためには、ユーザーがわかるかわからないか?という観点、すなわちユーザビリティの観点で評価するべきだと思います。
そして、分析結果として得られた想定原因には、例えば「わからない」「わかりにくい」「情報不足」「説明不足」といった要素が含まれて然るべきだと思います。

もし問題の原因が「デザインがかっこよすぎる」ことだと分析したなら、対策は「デザインをちょっとかっこ悪くする」ことでないとおかしいのですが、実際には「「WEBサービスっぽいデザイン」につくりなおした」としています。
ということは、彼らはWEBデザイン=かっこわるいと認識しているのでしょうか(^^;)。
このあたりも、問題となる事象→原因→対策のつなげ方にブレがありそうで気にかかります。

ともかく結果的には、「情報を追加」して「わかりにくさを軽減」しているようなので、結果オーライといったところでしょうか。

タグ: ,
カテゴリー: